『京都ラーメン』って奥が深いですよね!
深く入り混じっている京都ラーメンについて少し掘り下げてみたいと思います!
✅まずはサラッと『 目次 』チェック‼️
【京都と言えば】
京都と言えば、お寺、観光、歴史、グルメ、そして着物やお茶、お花、まだまだあります!発祥となれば幅広くそして深くその道を追求することができます。
その中でも、京都にはグルメが盛りだくさんですね!
私が京都で好きな食べ物は、鴨鍋、水炊き、すき焼き…鍋ものばっかりかい!🍲😅
そんな中、ひそかに人気を集めているのがラーメンです。🍜 京料理のイメージから、やはりお上品だとか、京風、薄味、ラーメンにもお上品であっさりしたスープ・・・など連想しがちです。近年では関東・首都圏での流行の味を出すお店も増えてきましたが、地元で長く親しまれてきたご当地ラーメンをぜひ味わってみたいですね。
【京都ラーメンとは?】
そもそも「京都ラーメンって何?」ってことです。
私は京都で生まれ、滋賀で育ち、京都で学生時代を過ごし、現在は大阪に住んで働いています。祖父母宅も京都市内だったので小学生時の夏休みはずっと京都でした。思い出すと以前は気にならなかった祖母のコッテコテな京都弁も懐かしくなります。
青春時代には飲んだ〆には北白川や河原町でよくラーメンを食べたものです。
その頃はラーメンは飲んだ後に食べるもの、バイトの前に食べるものって感じで他には何にも思ってませんでした。😅
その当時は京都ラーメン…🍜なにそれ?レベル…(;´Д`)💦
京都ラーメンといえば全国どこでもで楽しめる、『こってり』でおなじみの『天下一品』が圧倒的知名度!こちらのラーメンが『THE 京都ラーメン』と日本全国の方は疑わないでしょう。
しかし、それだけでは正解ではないのです☝️
京都は深いんです!
ラーメンだけでなく、歴史が物語っています!
『京都ラーメン』と聞いて、ラーメン通なら真っ先に名前を挙げるであろうオススメの老舗ラーメン店を歴史と共にご紹介します。
京都ラーメン 無鉄砲/濃厚豚骨ラーメン とんこつをおうちでどうぞ♪
【京都ラーメンの礎を築いた老舗ラーメン店】
①1938年創業の『新福菜館」
京都駅付近で中国浙江省出身の徐永俤が始めた屋台が発祥と言われています。この人物が京都駅東方の下京区塩小路高倉(通称 たかばし#1)に1945年に出店したのが、始まりとされています。(新横浜ラーメン博物館調べ)
スープ/醤油鶏ガラ豚骨
鶏ガラと豚骨で取っただし、濃いめの醤油で、色はかなり黒い。見た目はこってりであるが実際に食すとあっさり味。
②1947年屋台で創業の『ますたに』
行列のできる人気店となり、京都ラーメンのもう一つのスタイルとなる。
スープ/背脂醤油
『背脂チャッチャ‼』でお馴染みの背脂醬油の元祖。鶏ガラと豚骨でだしをとり、見た目はコッテリしているが、余分な脂を抜いた背脂を使用しているので、飲むと驚くほどあっさりしている。あっさりしていながらもしっかりとコクが感じられ、クセになる味わいです。
③1947年に『旭食堂』と言う大衆食堂を『新福菜館』の隣に創業し、1954年に『本家第一旭』に商号を変更しラーメン専門店となる。(株式会社アサヒフーズ会社沿革参照)
スープ/醤油豚骨
店内は獣臭がたちこめ、食欲をそそります。骨より肉に近いエキスを感じる清湯スープはもはやベースは豚骨ではなく肉?(笑)
食べた後にまたすぐ食べたくなります。
関西 ご当地 ラーメン セット 6種類24食 詰め合わせ セット(正善 井出商店 金久右衛門 天理スタミナ 天天有 新福菜館)
④1971年に創業した『天下一品』
言わずと知れた京都を代表するラーメンチェーン。北は北海道から南は沖縄まで日本全国に店舗展開している。あがりゃんせ#2と海外だとハワイの1店舗。(天下一品HP参照)
スープ/こってり鶏ガラ
『箸が立つほどこってり』と言われるくらいのこってり、実際は麺に差し込まないと立たない😅と言っても『濃厚』『こってり』『ドロドロ』の表現以外見当たらないくらいの白湯スープ。ところが意外にもゴクゴクいけちゃい、なぜか食べ終わってもむしろサッパリしている。(胃の弱い方はそうはいきません、お気をつけ下さい。)
【まとめ】
京都のラーメン発祥は屋台で『醤油鶏ガラ豚骨』の『新福菜館』。
京都ラーメン新福菜館本店(醤油・2食入)
元祖『背脂醤油』の『ますたに』。派生した少数派の『背脂醤油』も現在では、『魁力屋』公式サイトや『来来亭』 公式サイト が全国で京都の『背脂醤油』を知らしめたのでないでしょうか。
京都を中心にチェーン展開で広がった『醤油豚骨』の『第一旭』。こちらの系統は複雑に入り組んでますので詳細は割愛させていただきます。
そして、全国展開で圧倒的な知名度の『こってり鶏ガラ』の『天下一品』。
天下一品 ラーメン6食セット こってりor あっさり
京都のラーメン発祥は『こってり』ではないんです!京都市民からすれば当たり前かもしれませんね。しかも『天下一品』は『新福菜館』が創業してからなんと33年後‼️ 次世代となります。しかし、濃厚鶏白湯も定着しており、おすすめの人気店もあります。「麺屋 極鶏」
さすが京都、奥深い歴史があります。
日本三大ラーメンと言われる
喜多方ラーメン(喜多方食堂【大阪で本物の喜多方らーめんを】)
とは違う方向性で独自の進化を遂げています。
京都には『だし』文化があり、京料理が生まれました。
関西の『だし』は京料理の影響を大きく受け、そして『天下の台所』大阪から全国に広まりました。
出汁の効いた調理法を用いて、見た目はこってり、食べるとあっさり、そんなラーメンが京都ラーメンと言えるでしょう。
しかも、老舗のラーメン店には個性が目立つお店が多いので、京都ラーメンを楽しむ醍醐味ともいえるかもしれませんね。
続々と新名店が生まれ激しく街が、麺が、スープがぶつかり合い、動きます‼︎
一度、『京都ラーメン』を違う角度からすすり倒してみはいかがでしょうか?😊
補足:
#1 たかばし
『下京区塩小路高倉』なのに通称『高橋・たかばし』。京都駅の東側にある『高倉跨線橋』を略して言う説と、鉄道を高架で超える高い橋を『たかばし』という説もあるそうです。
#2 あがりゃんせ
天下一品グループが運営する京滋最大のスパリゾート スパリゾート雄琴あがりゃんせ
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